成功の扉を開けることのできる唯一のカギとは
カギというのは、不思議な言葉です。鍵と書けばいわゆる、ドアや車の鍵を指します。差し込まれる方は、鍵ではなく正確には錠なのですが、一般にこの錠もカギと呼ばれることが多いように思います。また、カギという言葉を、それが成功のカギである、といった風に使うこともあります。キーポイントという言葉もありますが同じ意味でしょう。すなわちカギというのは、何かを開ける時の、何かを始める時の象徴に利用されるケースが多いようです。しかも良いことにのみ使われるようです。例えば、それが失敗の分かれ目であった、といった言い回しは普通ですが、決して、それが失敗のカギであった、とは言わないのです。どうやら、カギを利用して開く扉や、それに類する何かの向こう側には必ず、良いもの、もしくは良い事があるようなのです。もっともだからこそ、カギをかけて守るのかも知れません。さて、部屋の扉や車のドアを開けるのは、文字通りカギで開けるのですが、それでは、成功のカギとはいったい何なのでしょう。比喩としてではなく、今まで多くの者達が捜し求めて見つからなかったカギとは何なのでしょうか。先日読んだある本にその答えが書かれていました。それは探せば見つかるものではなく、大金を出して買えるものでも無いようです。そして誰もが持っており、多くの人が忘れがちなことであると書かれていました。成功のカギとは、笑顔なのだそうです。誰もが持っており、誰もが忘れがちなもの、それが成功のカギだそうです。異論もあるでしょうが、少なくとも成功者が言っているのですから、重みのある意見です。仏頂面をしていては成功はおぼつかない、とその成功者は言います。確かに成功している人々は皆、にこやかです。いままでは成功した人だからにこやかでいるのだと信じてきましたが、どうやら違うようです。笑顔があったから成功してきたらしいのです。成功という扉を開ける唯一のカギは笑顔らしいのです。